冷え取り靴下は逆効果って本当?

健康

みなさんは、冷え取り靴下をしたことがありますか?冷え取り靴下が逆効果と、ちょっと懐疑的な意見もチラホラ。

冷え取り靴下は、足の冷え対策として、天然素材の靴下を重ね履きするというものです。芸能人などが、その効果をSNSなどで発信していたのでご存じの方も多いですよね。

冷え性で悩んでいる女性は多いですよね。私もその1人ですが、40を過ぎてから冷え性になったという方も少なくないようです。

一体本当の所はどうなのでしょうか。足の冷えについて学んでいきましょう。

冷え取り靴下は効果があるの?逆効果なの?

結論から言うと、嘘・本当ということではなく、「冷やさない対策である」ということが言えます。

靴下を何枚も重ねれば、足を冷やさないようにする一定の効果はあります。洋服を重ね着すれば、暖かいのと同じ効果ですね。

ただ、「冷え性」を根本から改善するものではありません。足から汗と一緒に「毒素が出る」ということも言われていたので調べましたが、医学的な根拠は見つかりませんでした。

どういった成分が出るということも、分かりません。体に不必要なものは便などで排出され、汗以上の成分が出るとは考えにくいのではないでしょうか。

冷え取り靴下は逆効果・嘘ではなく、品質で選ぶ

では、「冷え取り靴下」と謳い文句があるものは、嘘なのでしょうか。

それはあくまでも謳い文句であり、悪いものではありません。それどころか、靴下は今やかなり進化していて、素材も厳選され、編み方によっては履き心地が良く、通気性や足の温度調整なども考えながら、日々開発が続けられています。

実際に、品質の高い靴下はたくさんあります。

素材は、綿・シルク・麻などがおすすめ。肌ざわりや通気性、吸湿性もあり快適です。天然素材は値段が高めですが、履き心地は抜群です。

ただ、何枚も履く必要があるかという点については、素材の違いや個人差があると思います。たくさん履いたからと言って暖かいとは限らないし、薄いから冷えるということでもないでしょう。

つまり、自分の体の「冷え」を改善しなければ、冷え取りの解決にはならないということです。では、冷えない体にするための対策を考えていきましょう。

冷え取り靴下の前に、そもそも「冷え」はなぜ起きる?

人は、気温の変化にかかわらず、一定の温度を保とうとする動物です。「暑い」と感じれば血管を広げて血流を促し、汗を流して体温の上昇を抑えます。

反対に「寒い」と感じれば、血管を萎縮させて血の巡りを抑えることで、皮膚の表面の温度を低くし、体の熱を外に逃がさないようにしています。

冷え性は、手足など末端の部分で機能が行き届いていないことが考えられます。では、なぜなのでしょうか。これらのことが原因と考えられています。

血液循環の悪化

体の熱を発生させるのは、筋肉です。食べ物などを通してエネルギーを取り込み、筋肉が熱を作り出します。これが、「エネルギー代謝」と呼ばれるものですね。これによって、体温を一定の温度に保っているのです。

エネルギー代謝は、心臓部など体の中心から全身に回します。ところが、つま先や足の裏は、筋肉の量が少ない部分です。そのために血流量が少なく、熱が伝わらないことが考えられます。

男性に比べて筋肉量の少ない女性に冷え性が多いのは、これが原因の1つとされています。特に年齢を重ねると、筋力そのものが落ちてくるため、足だけでなく体全体が冷える方もいます。筋肉量が少ない男性も、冷え性になりやすいようです。

血行が滞る

きつい下着や靴、ベルトなどで体を締め付けることによって、血流が滞ってしまい、末端の感覚が鈍くなってしまうことがあります。

ストレス

不規則な生活や乱れた食生活、睡眠不足、ストレスなどによって、体温調節の指令を出す自律神経が、上手く機能せずに脳に間違った信号を送ってしまうことから、冷えの原因の1つとされています。

ホルモンバランスの乱れ

更年期や、ストレスにより女性ホルモンが乱れ、血行の悪化を招きます。

足は冷たいのに顔や上半身がほてる、上半身に汗をかきやすいという人は、ストレスやホルモンバランスが要因と考えられています。

冷え取り靴下の効果より、運動と入浴

冷え性と一口に入っても、手足が冷たい人、足だけが冷たい人、そもそも全身が温まらず、肩こりや頭痛を起こしてしまう人などがいます。

どのような冷え性にも効くのがこの3つ。

入浴

入浴は40度程度のお湯に首までつかり、5分。次に髪や体などを洗うために湯船から出て、その後また1~2分ほど湯船につかり、体を再度温めましょう。

長すぎると発汗で体が冷えてしまい、短すぎるとエネルギー代謝が起きないからです。5分と決めつける必要はありませんが、ご自身がほどほどに温まったなと感じる範囲で行いましょう。

ウォーキング

運動は、有酸素運動がすすめられています。ウォーキングなどは全身の血流を改善し、基礎体温がアップします。血流が改善されると、頭のてっぺんやつま先など隅々までエネルギーが行き渡り、ストレスも改善されます。

手を大きく振りながら大股で歩きましょう。1日30分程度を目安にします。できないときは、骨盤を回す、下半身のストレッチを行うなどすると、血流が良くなります。

睡眠と食事

十分な睡眠、また食生活についても、全身の体温が低い人は食事でエネルギーを取り込むようにしましょう。反対に、上半身に汗をかきやすい人は、食べ過ぎに注意が必要です。

冷え取り靴下は、あくまでもサポートと考えよう

冷え取り靴下は、良いものがあればどんどん活用しましょう。ただ、あくまでも冷えから守る1手段であり、体の中から改善していくことが大切です。

筋力をつけるための運動ができなくても、家で家事をしながらこまめに動く、買いものに歩く時間を増やすなど工夫してみてください。暖かくなり、少しずつ規制が緩和されてきますから、鈍くなった体をほぐしてあげましょう。

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