「足首が鳴ると気持ちいい」は警告?癖になるのは危険!

健康

手首、足首、指、肩などの関節をポキポキ鳴らすと気持ちいいので、つい癖になってはいないでしょうか。

私は、立ち上がるときに右足首がポキポキなりやすく、左側は、まれになるときがあります。あと、左腕をグルグル回すと、肩と腕の付け根のところがポキポキなります。右腕はまったくなりません。

音がなると気持ちいいとはいえ、関節は、体を動かすときの要になる部分。これって危険はないのでしょうか。ポキポキは「異常サイン」と聞いたことがあります。

ということで、今回は関節について学んでいきましょう。

どの関節が鳴る?気持ちいいのは足だけじゃない

首や手首、人によっては腰など音が鳴る部分は異なりますよね。足首が鳴る人はどのくらいいるのか「リサーチパネル」が調べています。一番の多いのは「指」「首」で、「手首・足首」は3番目、7.1%です。(回答者数・136,263件:複数回答あり)

人の体は、もっと柔軟性を持っているもの。本来鳴るべきものではありませんから、「異常サイン」であることは確かなようです。

でも、痛みはありません。痛むどころか、スッキリしますよね。

では、そもそもあの音はなんなのでしょうか。痛みがないのに危険サインとは、どういうことなのでしょうか。

どうして気持ちいいの?足首が鳴る原因とは

実は、関節の音が鳴るのは、科学的に実証されていないのだそうです。ただ1世紀以上にわたって研究や議論は行われていて、その中で有力とされるのが「キャビテーション理論」というものです。

関節は、骨と骨をつないでいる部分。ここは「間接包」という袋状のものでカバーされています。

さらに骨と骨の間のわずかな隙間には、「骨膜」というもう一つのカバーがあり、その中に滑液と呼ばれている液体が存在していて、関節の潤滑油の役割を果たしています。

ここには細かな気泡が入り込んでいるわけですが、関節を曲げると、その負荷によって気泡が弾け、「ポキッ」という音がなっているからだと推測されています。これを「クラッキング音」と言います。

風船をギューッと押して限界まで来ると、パンと割れてしまいますよね。それが関節の袋の中で行われているということです。

関節が鳴るのは危険なのか

1日数回程度であれば、クラッキングは危険ではないようです。

ただこのクラッキング音は、関節にかなりの衝撃を与えるようで、関節の内部が損傷しやすいのだとか。関節部の様々な神経や血管の機能を阻害してしまうおそれがあるということです。

「関節が鳴る」人はともかく、「関節を鳴らす」人は、習慣化しないほうがよい、やるべきではないようです。その影響による痛みや体調不良の発症は、どの関節かによって異なりますが、特に首は、危険だとされています。

というのも、クラッキングは一種の「爆発」のようなものであり、ダメージを受けた部分の修復が繰り返し行われるために関節が肥大していきます。よく「指を鳴らすと関節が太くなる」などと言われるのはこのためです。

首の関節が肥大すると、脊髄に影響を及ぼす可能性があるということです。

足首が鳴る音と「気持ちいい」理由

ポキポキ鳴らすのが体からの警告であるなら、なぜ鳴らすと「スッキリする」「気持ちいい」となるのでしょうか。ちょっと矛盾していますよね。

実は、痛みをごまかしていることを警告するもののようです。

「脳は身体が危険にさらされていることをコリ感や違和感として伝えていますが~(中略)~それから生命を守るために、今まで伝えていたコリ感や違和感よりも優先してバキバキ鳴らしたことによる危険を知らせます。その結果、今まで感じていたコリ感や違和感が消えるような感じがするのです。そしてそれが落ち着くと、再びコリ感や違和感として伝え始めます。」

引用:宮本ケアセンター http://kashiwa-miyamotoseitai.com/pages/first/000711.html

「わかりやすいように、少し極端な例えをします。仮に眠れないほど歯の痛みがあったとしましょう。その治療のために歯科に向かっている途中で交通事故に遭って、物が太ももに刺さったとします。すると、しばらくの間は事故で動転してたり太ももに物が刺さった痛みで、今まであった歯の痛みは忘れてしまうでしょう。それが落ち着くと、再び歯の痛みを感じることになるでしょう。」

引用:宮本ケアセンター http://kashiwa-miyamotoseitai.com/pages/first/000711.html

つまり、肩や首などの関節が凝ると、脳が「痛み」「違和感」の指令を出します。ポキポキ鳴らせば一時的に解消しますが、その「痛み」に対処しない限り、よくなりませんよと音で知らせているということになりますね。

足首が鳴るのを改善・防止するための対処法

音がなる部分、あるいは影響する部分を改善しないと根本的な解決にはならないということになります。その根本となる痛みは、次のようなものがあげられます。

筋肉の収縮

血流の悪化

体の歪み

足首がポキポキ鳴る人は、足首周りの筋肉が硬いことが多いようです。

捻挫をくりかしていると、靱帯が緩んでしまい、体をしっかりと支えられなくなります。またくるぶし辺りの骨が数ミリずれているだけでも、不安定になります。それらをカバーしようと、足首の筋肉が働き、硬くなってしまいます。

足首の筋肉が硬くなると、つながっている筋肉の影響で腰や股関節痛を起こし、また血流が悪くなり、冷えやむくみにつながり、痩せにくい体質になってしまいます。関節のポキポキ信号は、それだけのリスクが考えられるのです。

足首が気持ちいい!ストレッチをやってみよう

では足首の筋肉をほぐすためのストレッチをしていきましょう。

足首回し

座った状態で片方の足を膝に乗せます。足首とつま先を手でつかみます。つま先は、つま先の指の間に手の指を押し込んで、お互いの指を組みます。手と手の指を組むときと同じです。

全部の指が組めない人は、できる範囲でやりましょう。継続していくことでだんだん広がるようになります。血流を促して老廃物を取り除き、むくみの解消につながります。

その状態から、足首をグルグル回します。肩足首につき1分くらい、急がず、強すぎず、テレビを見ながら自分のペースで行いましょう。

足首押し引き

手指、足指を組んだ状態で、つま先をゆっくりと手前に引きます。そのまま15秒維持し、ゆっくりともとに戻します。

今度はつま先をゆっくりと押します。そのまま15秒維持し、ゆっくりと戻します。これを片足2~3回ずつ行いましょう。

ふくらはぎ伸ばし

足首と一緒に、連動するふくらはぎもほぐしていきましょう。

テーブルに手を添え、立ちます。足は肩幅で楽な体勢をとり、ゆっくりと膝を曲げていきます。背筋を伸ばし、足はべったりとつけます。かかとが浮かないように気をつけてください。ふくらはぎが伸びているのを感じたら、5秒キープ。ゆっくりと元に戻りましょう。

これを3~5回行ってください。

膝に負担がかかる人は、座った状態で行います。椅子に横向きに浅く座り、片手はテーブルに添えます。背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒し、足をベタッとつけて踏ん張ります。ふくらはぎが伸びていると感じるところまで倒しましょう。

そこで5秒キープ。ゆっくりと戻してもよいし、立ち上がってもいいです。これを3~5回繰り返しましょう。

関節の「気持ちいい」は警告!足首を鍛えよう

足首のポキポキは、大人になってからできたものだと思います。それはやはり、運動不足、運動能力の低下により筋肉が硬くなって起きていると考えられます。私も「気がついたら」足首が鳴っているという感じです。

1日に数回は問題ないようですが、なるべく鳴らないようにすることが重要です。

とはいえ、鳴らないようにするために動かさなくなってしまうのはもっと問題。ジワジワと筋肉を伸ばし、ほぐしていくことで解消されていくので、コツコツとストレッチをやっていきましょう。

忙しい人は、寝る前にゴロゴロしながら足首を回してもいいですし、デスクワークの合間、立ち上がるときに足首やふくらはぎを意識して、ゆっくり立ち上がるようにしてみてください。一緒に頑張りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました