更年期に膀胱炎が起こりやすい?漢方の力を借りてみよう

健康

更年期障害には様々な症状がありますが、その中に「膀胱炎」があります。漢方では、この症状をどのように捉えているでしょうか。

こうした症状は、友人などにも相談しにくいですし、どうしてよいか分からないですよね。

更年期をできるかぎり健やかに過ごしていくためには、悩みを減らしていくことが大切。

それでは、更年期に起こり得る膀胱炎の仕組みや原因などを理解していきましょう。現在、困っている人も、まだ更年期を迎えていない人も、知識の1つとして漢方の観点を理解しておくと解決の糸口になるかもしれませんよ。

更年期と漢方の前に、膀胱炎とはどんな症状?

まず「膀胱炎」はなぜ起きるのでしょうか。

尿を溜める「膀胱」は、内面がとても柔らかい粘膜の袋でできています。それが炎症を起こした状態を「膀胱炎」と呼んでいます。外部から入り込んだ細菌が、尿道を通って膀胱に入り込み、増殖して膀胱の粘膜を荒らしてしまうために起こります。

これは、尿道が短いために簡単に細菌が膀胱に到達しやすい女性が圧倒的に多いとされています。

細菌は腸内細菌で、腸に潜んでいるものばかりなので、肛門やその周辺に必ずいるものです。通常は尿とともに排出されますが、体調不良やトイレを我慢すると、細菌が繁殖して膀胱炎になってしまうのです。

更年期に起こりやすい膀胱炎の症状

膀胱炎が女性に多いのは理解できましたが、膀胱炎は、年齢に関係なく起こる可能性があります。更年期との関係はあるのでしょうか。

問題は、病院で検査を受けたり薬を処方してもらったりしても、改善しないケースがあることです。

代表的な例だと、「膀胱炎の薬を飲んでも一時的で再発する」「排尿時に痛みや熱を感じる」「病院の検査では異常なしと言われる」「火照りやイライラがある」などです。これは、漢方の観点から見ると、女性ホルモンのバランスが関係しているのではと言われています。

更年期の膀胱炎、漢方の捉え方

まず更年期について理解しておきましょう。

更年期は、閉経に向かうプロセスで、女性ホルモンの分泌が大幅に減少します。

「エストロゲン」と呼ばれている女性ホルモンは、子宮だけでなく女性の体全体を形成し、バランスを調整している物質です。これが不足することは、部品の不足した機械を動かすようなもの。体の各部分は、どうしてよいか分からなくなり、パニックを起こします。

西洋医学ではこれを「自律神経の乱れ」と言い、漢方では「心(しん)」が弱まると言います。

人は体にしろ精神的にしろ、弱まると防衛反応の1つとして、感受性がとても強くなります。自律神経がその危険サインを脳に送り込み、更年期に起こりがちなのぼせやイライラ、不快感などの症状を発生させます。

わかりやすく言うと、実際には膀胱炎の炎症を起こしていないのに、神経質になっているため起こっているかのように感じてしまうということです。

更年期に合わせた漢方で、膀胱炎を解決する

つまり、実際に膀胱炎が起きていないので、薬を飲んでも改善しないということです。漢方では、更年期により女性ホルモンが不足した状態を『腎虚(じんきょ)』といい、更年期の体質を改善することを目指します。

膀胱炎だけでなく、頻尿、尿漏れ、残尿感、下腹部の痛み、陰部の違和感などが起こります。

それに加え、全身のほかの部位にどのような症状が起きているかなどを観察し、漢方薬を処方します。主に3つのタイプがあるようです。

タイプ1「冷え性」「耳鳴り」「夜トイレが近い」

タイプ2「残尿感」「頻尿」「血尿」

タイプ3「イライラ」「のぼせ」「ホットフラッシュ」

更年期、膀胱炎の症状を緩和するために漢方以外でできること

漢方薬を飲む以外に、私たちが心がけることで改善できる面があります。

トイレを我慢しない

体を冷やさない

ストレスを発散する/リラックスする

体を動かす

トイレを我慢しないことによって、細菌の増殖を抑えます。

そして、体を動かすことで血流がよくなり、代謝がアップします。血流がよいということは、全身に栄養がいきわたっているということ。当然脳も同じように活性化され、ポジティブ思考になります。

更年期を漢方で乗り切る!膀胱炎も治る!

トイレが近くなったり、不快感があると、どうしても外出を避けたくなってしまいますが、閉じこもっていても解決しません。

最近は尿漏れパッド、ナプキン、オムツなど、薄手でもしっかりカバーしてくれるものが豊富にあります。若い年代には抵抗感のある人もいるかもしれませんが、身の回りを安心できる状態にしてあげることで、ストレスが緩和されます。

癖になってしまうのも問題ですが、外出するときだけなどに使用するなど頼りすぎないようにしましょう。

更年期の始まる時期や期間は人によって様々ですが、40代後半くらいから始まって、閉経まで長くて5~6年かかるケースが多いようです。体が慣れていくためには、どうしても時間が必要なので、長い目で体をいたわってあげましょう。

まず体を動かして血流をよくし、足腰を鍛えていきます。だんだんと前向きになっていくことで更年期の悩みも解決していきますよ。頑張って乗り切りましょう!

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