更年期、喉がヒリヒリするのは病気、それとも?

健康

更年期の女性には、喉がヒリヒリするという人も少なくありません。

風邪を引いたわけでもないのに、ヒリヒリ、イガイガといった痛みや違和感、人によっては喉に何かがつまっているような、つかえる感じがするようです。

悪化すると、つばを飲み込むだけでもつらくなるケースもあるようです。

検査をして特にほかの病気が考えられないと、咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)と診断されます。別名「ヒステリー球」とも呼ばれています。

これはどんな症状なのでしょうか。喉に違和感がある人は心配ですよね。一緒にその原因や対処法・治療法をみていきましょう。

更年期と喉がヒリヒリする原因とは

実は、咽喉頭異常感症は更年期特有の症状ではありません。ただ、40代から50代の女性に多く見られることから、更年期症状の1つと診断されることが多いようです。

その原因として、自律神経の乱れによるストレスが考えられます。

自律神経は、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、血流や体温を調節するための神経で、体が正常に機能するよう、私たちの意思とは関係なく自動的に脳に信号を送っています。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けらます。車で例えると、「交感神経」がアクセル、「副交感神経」がブレーキのような役割をしていて、2つを上手く使い分けることで上手く目的地に到達します。

自律神経の乱れは、アクセルとブレーキのバランスが乱れることです。

喉の痛みもそのうちの1つで、体温のコントロールができず喉の粘膜が乾き、ヒリヒリ、イガイガといった症状が出ると考えられています。

更年期で「喉がヒリヒリ」になりやすい人は?

更年期の女性は、ホルモンの減少によって自律神経が乱れやすく、様々な症状を引き起こします。

アクセルが増えると心拍数が増えたり、汗が出たり、動悸などが起こります。反対にブレーキが増えると頭痛、疲労、倦怠感などが考えられます。

咽喉頭異常感症になりやすい人は、

ストレス発散できない人

ネガティブに捉える人

嫌な思いをしても我慢してしまう人

などがあげられます。控えめで我慢強い女性に多く見られます。

仕事や家庭のストレス、社会的責任による疲労や不安などが起きたときに起こりやすく、また更年期を合わせ、40~50代の女性に多いとされています。

喉がヒリヒリ、更年期だからこそ確認しよう、どこで受診する?

咽喉頭異常感症は、ストレスをなくすことによって軽減されていきますが、別の症状も考えられます。まずは落ち着いて考えていきましょう。主にこれらで診てもらいます。

いろいろな医療機関を巡るのは大変なので、まずはかかりつけ医などに相談してアドバイスを受けるのもよいと思います。

耳鼻科・消化器科

まずは耳鼻咽喉科、または消化器科でみてもらいます。

喉の炎症やアレルギー、鼻炎、扁桃腺などのほか、食道がんや喉頭がんなどの悪性腫瘍の可能性もあるからです。検査をしてとくに異常が無ければ、「不定症状」と診断されます。

産婦人科・漢方医学

喉の違和感や不快感が続くようであれば、産婦人科、または漢方医学の専門医に相談しましょう。

漢方医はもちろん、産婦人科でも咽喉頭異常感症として、個々に適切な漢方薬を処方してくれるところがあります。

精神科

喉の痛みや違和感が軽減されず、肩こり、だるさ、過剰なストレスや精神的な不安が大きいときは、精神科での治療も考えられます。治療は「カウンセリング」が有効とされています。

更年期で喉がヒリヒリするなら、漢方で

漢方医学や精神科では、漢方薬を処方されることがあります。

漢方では、咽喉頭異常感症は「梅核気(ばいかくき)」「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」と呼ばれていて、気の巡りが悪いために喉を詰まらせてしまうと捉えられています。

漢方で処方されるのは、

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)

などがあげられます。どちらも気分が塞いでいる、喉がつかえる、不安神経症などに用いられているようです。

もちろん、医師によって診断や処方は異なりますので、あくまでも目安として覚えておきましょう。

喉がヒリヒリする、更年期の対処法

医師の診断で自身の症状を確認したら、日常生活の見直しもしていきましょう。咽喉頭異常感症は、ストレスを軽減することで改善できます。

セルフケアで重視したいのはこの2つ。

十分な睡眠

夜更かしは避け、11時くらいまでには横になって休みましょう。就寝の1時間前に入浴を済ませると、心地よく眠れるとされています。または香りのよい温かい飲み物を取り入れて、体を芯から温めましょう。

適度な運動

運動は、ストレス発散になるほか、適度に疲れることで夜の眠りをサポートしてくれます。

何か嫌なことがあったときは、できるだけ体を動かしましょう。運動は、体を温めて血流を促し、脳の働きも活発にしてくれます。前向きな気持ちになれますよ。

よくアーティストやビジネスマンなども、運動をすることでアイデアが生まれるという人もいます。本格的なスポーツでなくてもいいので、軽いストレッチや散歩、お掃除などでも構いません。

更年期でも、元気になれば喉のヒリヒリは治る!

喉の違和感や痛みには、咽喉頭異常感症が考えられ、ストレスが大きな要因です。

ストレスになりやすい人は性格もありますので、すぐに改善するのが難しい場合もあります。

そんなときは、その場しのぎですがミントなどのタブレット、飴などを口に含んで、できるだけ前向きに物事をとらえる習慣をつけていきましょう。

無理をしないこと、自分に厳しすぎないことが大切ですよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました