顔の日焼け止め、化粧下地、BBクリーム、コントロールカラーなど、ベースメイクには様々なものがあり、順番が分からないと私たち女性を混乱させています。
実際のところ、何をどう使えば良いのでしょうか。そして、これから夏にかけて注意したい日焼け止めですが、効果的にするためにどの順番で、タイミングでぬれば良いのでしょうか。
そんな悩みを解決していきましょう!
顔には日焼け止め、下地の順番で!

スキンケアをしたら、メイクの一番始めは「日焼け止め」です。その後、お好みで下地、ファンデーションという順序になります。
ベースメイクをすべて使う場合の順番は、こんな感じになります。
1.日焼け止め(紫外線から肌を守ります)
2.化粧下地(ファンデーションを崩れにくくします)
3.コントロールカラー(お肌を明るく見せてくれます)
4.ファンデーション(肌を美しく見せてくれます)
5.コンシーラー(ニキビやくすみ、赤みを目立たなくしてくれます)
顔用日焼け止めと下地が一緒になっている場合の順番
日焼け止めは、肌を紫外線から守るもので、化粧下地は、 肌の色や毛穴などをカバーするもので 、ファンデーションの手前に使うことに意味があります。
ただ最近は、化粧下地として使える日焼け止めもあります。その場合は1本でOK。そのあとは、ファンデーションをつけて大丈夫です。
日焼け止め・下地はスキンケアが馴染んでから

まず洗顔、化粧水、乳液、クリームなどのスキンケアを行ったあとに日焼け止めをぬります。
スキンケアで肌がべたついているうちに、日焼け止めやファンデーションをぬると、汗をかきやすい夏は化粧崩れを起こしやすくなります。
少し時間をおいて、肌になじんでから日焼け止めをぬりましょう。だいたい、日焼け止めが効果を発揮するまで20~30分かかるので、外出などに合わせてぬると良いかもしれません。
急いでいるときは、スキンケアのあと、軽くティッシュで押さえて油分を取り除いてから日焼け止めをぬると、崩れにくくなります。
基本は順番・顔は日焼け止めも下地も同じぬり方でOK
日焼け止めはまず、おでこ・鼻・両頬・あごにパール1粒分ずつのせ、内側から外側に向かって伸ばしていきます。
鼻のテカリが気になる方は、鼻につけずに頬やおでこにつけて残った日焼け止めをぬるか、ティッシュオフします。
顔全体に日焼け止めをぬったら、首、耳、胸元など「デコルテ」部分になじませていきます。
なじませたら、化粧下地、好みやニーズに合わせてコントロールカラーなどを使い、ファンデーションをのせていきます。
下地は日焼け止めと同じように顔全体に、コントロールカラーは、明るく見せたい部分や、気になる部分に少量のせるようにしましょう。
どちらも、お使いの商品によって白浮きしたり、崩れやすくなったりします。あくまでも少量ずつ重ねて、調整してください。
今さら聞けない、日焼け止めに記載されたSPFとPAとは?

SPFとは?
SPFはSun Protection Factor (サン・プロテクション・ファクター)の略。
SPFのあとにつく数字は、日焼けから肌を守ってくれる時間です。SPF30なら300分(5時間)、SPF50なら、500分(8時間)ということになります。
実際には日焼け止めが効果を発揮する時間や、汗などで日焼け止め効果が落ちてしまうなどがありますので、必ずこの時間肌を守ってくれるわけではありません。
日中の間、2~3時間おきにぬり直す方が良いとされています。
PAとは?
PAは防御効果のことで、「生活紫外線」とも呼ばれるUVA(紫外線A波)から肌を守ってくれます。
PAは4段階あり、+の数が増えるほど肌への防御効果が高くなります。
顔の日焼け止めと下地、順番の考え方

紹介した使い方は、あくまでも例としてとらえ、お使いの商品の使用方法などを参考にしてください。
基本的な考えとしては、メイクをする前に肌を防御することから始めます。
そういう観点から見ると、日焼け止めはスキンケアの1つであり、化粧下地はメイクの1つと考えると分かりやすいかもしれません。
また、すべての手順にあるものを使う必要もありません。UV効果のあるBBクリームをぬり、フェイスパウダーで仕上げれば、忙しい朝も時短で済ませることができます。
下地は1度、日焼け止めはこまめなぬり直しが必要

大切なのは、汗をかいたらこまめに日焼け止めをぬり直すこと。その場合の手順はこちら。
1.スポンジやティッシュで顔全体に浮いた汗や油分を取り除きます。
2.日焼け止めを手のひらになじませ、軽くのせていきます。こすらないように、日焼けしやすい部分に手をあてていきましょう。
3.パウダーファンデーションやフェイスパウダーを重ねて仕上げます。
日焼け止めも、スプレータイプ、またUV効果のあるフェイスパウダーなどもありますので、ティッシュオフしたらそれらを活用するのもおすすめです。
暑い時期になったら、メイクを厚塗りすると毛穴のつまりを引き起こしますので、軽いタッチでメイク直しできるものがいいですね。
首回りも忘れずにぬり直しましょうね。
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